2006年06月14日

弱肉強食

今日は、きっと今頃は息をひきとっている「ツバメ」のお話。。。

もう何十年になるでしょうか?家のベランダには毎年ツバメの巣が
2〜3個作られます。
糞には悩まされますが、毎年カワイイ雛が巣立つ様子を見るのが
楽しみの一つになっています。

数年前は巣から5羽、きれいに横に並んでエサをねだっている姿が
何とも可愛く、この年はすべての雛が無事に巣立っていきました。
1羽も失うことなく全てが巣立つとホッとするものです。

しかし…毎年そううまくは行きません。。。
蛇に狙われたり、巣から落ちたりして失われる雛もいます。

今日、朝顔の水やりをしにベランダに行ったところ、1羽の雛が居ました。

DSCF2350.JPG

お昼頃だったのですが、この時はまだ元気で飛ぶ仕草もしていたので、
飛ぶ練習をしているのか?と思い、呑気に写真撮影をしていました。
その後、そのまま様子を見ていたのですが、一向に巣立つ気配がなく、
巣に戻る気配もありません。
(ベランダにいるツバメから巣までの高さはおよそ3メートルです)

その間にも、親は巣の他の雛にエサをやりにやってきては、
ベランダにいる雛を気にしているようでした。

仕事が終わって、夕方ベランダに行くと、先ほどの雛の気配はなく
「巣立ったのかな?良かった〜」と思っていました。
でも、心配で周囲を見渡してみると…
エアコンの室外機の角にぐったりしてうずくまっているツバメが居ました。
「・・・・・」

「どうにかして助けてあげたい」と思った私は、窓掃除用の道具(柄が伸びる)
の先(平らな部分)に雛を乗せ、巣に戻してあげようとしました。
父に「巣の近くまで雛を持っていくと巣にひょいと飛び乗るよ!」
と言われていたからです。

しかし、雛はかなり衰弱していて、掃除道具にしがみつく力も弱い上、
巣に飛び乗る元気もありません…。
私は、雛を乗せたままの掃除具を高さ3メートルまで、右手をいっぱいに伸ばし、
つらい体勢で数分間保持しなくてはなりませんでした。
その後も雛は巣に戻る気配がないので、そのままの体勢で踏み台に乗り、
雛をそっと巣に返しました。
その後、親が何度は巣に戻ってきたので、うまくすれば…という期待感はあった
のですが、しばらくすると、またベランダに雛が落ちていました…。

今度は足を痛めているようで動く元気もありません。。。
「やはりダメだった…痛い目に遭わせて、かえって余計なことをしてしまった」
「なぜ、もっと元気なうちに巣に戻してあげなかったんだろう…」
という罪悪感でいっぱいになりました。

その後、母が、最後はせめて水でもあげよう…と雛に手を差し伸べてしまいました。
雛は、人間のにおいがつくと、もう親は寄って来ないのです。
そんな母に必死な姿を見るうちに、涙があふれてきてしまいました。
「もう・・・いいよ。。。ダメだよー」

水を飲む元気もない雛は、寒いベランダで衰弱し、このまま死んでいくでしょう。

動物の世界は厳しいです。弱いものは自然淘汰されます。
ツバメも元気な雛が弱い雛を巣から落とすそうです。
それが自然というもので、人間が手を出してはいけないものかもしれないですが、
今回は、手を差し伸べてしまったのでした。。。
「ごめんなさい…ツバメさん。。。」

明日の朝、ベランダに行くのが非常に怖いですが、
きちんと供養してあげたいと思います。


posted by ともっち at 20:10| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も似たような経験あります。
私が小学生の頃の話ですが、
マンションの1階に巣を作っていて
雛が落ちていました。
巣に戻してあげようとしてるところを
近所の人が見かけて怒られました。
「いたずらしてはいけない」と…。
私は助けていたのに。。。
翌日の雛のことは覚えていませんが
きっと亡くなっていたでしょう。
弱肉強食の世界なので
仕方ないことなのかもしれません。
でも悲しいですね。
Posted by えみ at 2006年06月14日 22:28
ともっちさん こんばんは!
このあどけない雛が…。

私にも数年前経験あります。我が家の松の木にムクドリか何かの巣が出来たんです。
ピイピイ声が聞こえてたので雛が生まれたんだな〜って思ってたら、春の嵐で巣全体が傾き、2羽いた雛が両方落下しちゃったんです。カワイそうに1羽は野良猫の餌食になったらしく羽と血が道路に残ってました。もう1羽の鳴き声が僅かに聞こえたので一家総出で探したらツツジの中から怯えきった雛を発見して…。うちは父が巣の傾きを直し、私が松に登って雛を巣に戻しました(もちろん匂いが付かないように軍手着用)その間親鳥は近くを飛び回ってましたけど、事態を察してか攻撃してくる事なく見守ってくれてました。数日後…ちょっと早めの巣立ちをしたようですが、それ以来松の木に巣は作られませんでした。
小さな命だからこそ短い時間で急変してしまうんですよね?
優しいともっちさんの一生懸命な姿、きっとありがたく思ってくれてるハズです。
親鳥が食べさせてくれてたらいいのにな…。
辛い朝になってないといいんですが…
Posted by まーうさ at 2006年06月14日 23:38
同じ状況なら僕も放ってはおけなかったような気が・・・
ともっちさん、自分を責めないでくださいね。
動物にだって気持ち(こころ)は伝わりますから。
Posted by colo at 2006年06月15日 15:39
*えみさん*

はじめまして!(ですよね?)コメント有難うございます!
>私も似たような経験あります。
つらい経験を話して下さって有難うございます。
>巣に戻してあげようとしてるところを近所の人が見かけて怒られました。
近所の人は、えみさんの行動を勘違いされたのですね。。。
>「いたずらしてはいけない」と…。
>私は助けていたのに。。。
子供心に深いキズが付いたでしょうね。。。
でも、助けようとしていた、えみさんの気持ちは雛に届いているはず
と信じたいです。
>弱肉強食の世界なので
>仕方ないことなのかもしれません。
>でも悲しいですね。
そうですねー。。。踏み込めない世界なのかもしれない、
でも、助けようと思う気持ち…それは人間も動物であるからこそ、
なのかもしれません。

Posted by ともっち at 2006年06月15日 21:54
*まーうささん*

コメント、有難うございます!
>我が家の松の木にムクドリか何かの巣が出来たんです。
ムクドリですか!雛も少し大きかったのかな?
>春の嵐で巣全体が傾き、2羽いた雛が両方落下しちゃったんです。
巣が傾いたら、さすがに落ちちゃいますよね・・・。
>カワイそうに1羽は野良猫の餌食になったらしく…
「・・・」。
>一家総出で探したらツツジの中から怯えきった雛を発見して…。
ご家族皆、優しいのですね。雛、見つかって、本当に良かったです!
>うちは父が巣の傾きを直し、私が松に登って雛を巣に戻しました
すごい連携プレーですねー(感心!)。松に登るまーうささんもすごい!
>その間親鳥は近くを飛び回ってましたけど、事態を察してか攻撃してくる
>事なく見守ってくれてました。
親鳥はまーうささん親子が雛を助けてくれるのを解っていたのですね。
>数日後…ちょっと早めの巣立ちをしたようですが、
無事に巣立って、良かったですね!本当にに。

>小さな命だからこそ短い時間で急変してしまうんですよね?
まだ自分で餌を取る力もないので・・・
>優しいともっちさんの一生懸命な姿、きっとありがたく思ってくれてるハズ
そう信じたいです。。。
>親鳥が食べさせてくれてたらいいのにな…。
結局、親鳥は一度もベランダに落りて来ませんでした。。。
>辛い朝になってないといいんですが…
今日、雛を土に返しました…(合掌)
Posted by ともっち at 2006年06月15日 22:05
*coloさん*

コメント、有難うございます!
>同じ状況なら僕も放ってはおけなかったような気が・・・
そうですよね・・・
>ともっちさん、自分を責めないでくださいね。
有難うございます!昨日はかなり凹んでいたのですが、
お陰様でだいぶ気持ちが落ち着きました。
>動物にだって気持ち(こころ)は伝わりますから。
そうですよね。。。
Posted by ともっち at 2006年06月15日 22:09
ともっちさん こんばんは!
辛い朝になってしまったようですね…。
自然の世界の厳しさ…雛から改めて教わった感じです。
野ざらしになる事なく土に帰ったというのだから、雛にとってはともっちさん一家の優しさにかんしゃしてると思います。
私も心から…合掌…
Posted by まーうさ 再び at 2006年06月15日 23:36
*まーうささん*

再びコメントを頂き、有難うございます!
>辛い朝になってしまったようですね…。
今朝、カーテンを開けるのがとても怖くて、中々開けられませんでした…。
>自然の世界の厳しさ…雛から改めて教わった感じです。
本当にそうですね…身をもって教えられたというか…。
>野ざらしになる事なく土に帰ったというのだから、雛にとってはともっちさん
>一家の優しさにかんしゃしてると思います。
きっとそのままだったら他の動物に食べられていたのかもしれないですね…。
>私も心から…合掌…
有難うございます。まーうささんの気持ちもきっと雛に届いていると思います。
Posted by ともっち at 2006年06月15日 23:51
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